ライフハック

想像力が与える行動への効果 〜チョップ対決〜

大阪の公認会計士・税理士KOIBUCHIです!

先日、ある人と興味深い話で盛り上がった。
言っていることはわかるが、どうやったらいいのかわからないという類の話だ。
どうやったらいいのかわからないが、今後の経営で何か大事なヒントが隠されているような気がするので忘れないうちに記しておく。


1.イメージで呼吸が変わる

いきなり呼吸法の話にいくと、そっち系?って思う人もいるかもしれないので、あえて言っておく。安心してください、履いてxyz…

曰く、人は皆楽しい時は楽しい呼吸を、悲しい時は悲しい呼吸をしているらしい。
なるほど、理解出来る。何かの本で読んだことがあるからだ。
そして、呼吸と自律神経は繋がっているので、楽しいイメージで呼吸をすれば楽しくなるということだろう。

曰く、

将来の自分を想像してその自分と同じ呼吸をすれば、将来そうなる

という。
はい??
感情のコントロールのレベルではないので、言っていることはわかるがどうやったらいいのかわからない。
その人は武道家だ。そこで武術の話になった。


2.武術は相手の呼吸を制することにある

戦いの場で呼吸は命だ。
緊張や恐怖などネガティブなものに捉われると、呼吸が乱れ、両腕両足の筋肉は強張り、判断が鈍って命を落とす危険性もある。

武士同士の居合の対決を例に考えてみよう。
居合は刀を鞘から振り抜く、まさに一本勝負だ。
実はこの勝負、刀を抜く前に勝敗がついていることを知って欲しい。(私は教えてもらった)
両者はにらみ合う。いつ刀を抜くかという状況で、自分と相手の呼吸を繋げ、相手に自分の呼吸をさせたら勝ちなのだ。
既に相手を切っている自分をイメージした呼吸をしているので、あとはリラックスして刀を抜けば0.0001秒後に相手を切っているということだ。

漫画の格闘シーンでよくある、鋭い眼光と剣幕だけで相手がひるみ「参ったよ」と言わせるアレと同じ。
ここでもイメージと呼吸が関係していることがわかる。


3.チョップで実体験してみた

Martial arts masters, karate practice. Isolated background

刀がないから居合は出来ないので、その人とチョップで対戦してみた。

まず、①首元に普通にチョップしてこいと言われたのでチョップした。が、すぐにガードされた。
筋肉の力でチョップするとすぐに動きを読まれるし、エネルギーを使う。

次に、②首元までの腕の動きをイメージして、そのイメージを流れるようにチョップしてこいと言われたのでチョップした。が、間一髪ガードされた。
イメージがあるだけでさっきより早くチョップ出来た。非常に惜しい。

最後に、③既にチョップした自分をイメージした呼吸をしながらチョップしてこいと言われたのでチョップしようとした。が、出来なかった。
何度もチョップを繰り返し、全部ガードされたが、出来るまで繰り返す。
すると、一瞬コツをつかんだような時があった。

すかさず首元にチョップ!!!!!

なんと達人の首元に我が右腕から放たれた手刀がヒットしたのである。
そうか、これだったのか。。。(今はもう忘れた)

感覚としては、「よし!チョップするぞ」ではなく「もう既にチョップしてしまったぜ」のチョップ。
無駄なエネルギーを消費しない、楽なチョップだった。


4.既に成っている自分を想像すること(まとめ)

これを経営に活かすとこうなる。

「よし!今日は〇〇をするぞ!」「よし!来月までに△△するぞ!」
と息を荒げて仕事した場合、どうなるか。
非常にやる気があっていいことだが、これでは身体が緊張して疲れが残ってしまう
1日の終わりにはやりきった感があって頭の中は充実するかもしれないが、十分に休息が取れていないと長続きせず、身体を壊す。

だからこう考えるといい。
「今日は〇〇をしたらこんな感じやな」「来月△△が出来てるからかなり順調や」
というスタンスで落ち着いて深呼吸しながらこれからの仕事をする。
そう、既に成っている自分を想像して仕事に取り掛かる
すると、気張ったエネルギーを消費せずに、スルスルっとスムーズな流れで目標を達成出来そうだ


よくよく考えると、自己啓発本とかに書いてそうな話でもあるが、
私には武術との絡みがしっくりきたので、これを自分の経験として活かしていきたい。

ご覧いただきありがとうございました! KOIBUCHI

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