マネジメント

経営者が意思決定力と創造力を鍛える4つの方法 〜実践編〜

大阪の公認会計士・税理士KOIBUCHIです!

経営者が意思決定力創造力を鍛えるためには何をすれば良いのかについて書きます。

前回投稿の「経営者の意思決定力と創造力とアートとの関係〜理解編〜」は、

『論理的な意思決定には限界がきている』
『だから直感や感性を磨いて、意思決定の効率を高め、柔軟な創造力を高めよう』

という内容であった。今回はその実践編である。


1.直感や感性を磨く方法

1-1.絵画を見る

ご存知の方もいるかもしれないが、アートを見ることによって観察力が10%向上したというレポートがある。(2001年エール大学研究「米国医師会報」)

観察力は、経営者やビジネスマンにとって欠かせない力の1つである。
短期的な狭い視野でばかり見てないで、長期的な広い視野で判断する局面が多々あるからだ。
絵画を見ることで、観察力が鍛えられるのであればこれは非常に嬉しい。

絵画を見る方法として、VTS(Visual Thinking)というものを紹介する。
これは鑑賞力を鍛えるワークショップであり、作者や作品に対する情報提供はほぼ行なわれない。
そのかわり、作品を「見て、感じて、言葉にする」ことが求められ、これによって観察眼が鍛えられるのだ。
こういったワークショップに参加したり、自分でやってみたりするのも良いだろう。

1-2.哲学を学ぶ

なんと、欧州の名門校では、理系・文系を問わずに哲学が必修科目らしい。

哲学を学ぶことによるメリットは3つある。

①哲学者が主張した内容そのものを知る
②それを生み出すに至った気づきと思考の過程を知る
③その哲学者の世界や社会への向き合い方を知る

私もそうだが①しか意識していない人は多い。
今後は②や③を意識しながら、哲学を学んでいきたい。

ニーチェやプラトンなどの哲学でも良いし、
松下幸之助や稲盛和夫のような起業家が書かれている経営哲学も良いだろう。

私もこの経営人生を通じて自分の経営哲学なるものを作り上げている最中であり、それが今「このブログを書いている目的」の一つになっている。

1-3.文学を読む

何が清く・正しく・美しいかということを追求したのが「宗教」や「哲学」であったとすれば、
文学はそれを物語の体裁をとって考察したものであるといえる。

哲学書よりも読みやすいものが多いので、文学にも触れていきたい。

1-4.詩を読む

詩を読むことも感性に繋がる。

さらに、「リーダーシップ」と「詩」には共通点がある、と前回紹介した本の著者山口周氏は言う。

その共通点とは、「レトリック(修辞)が命である」という点である。
レトリックというのは、文章やスピーチなどに豊かな表現を与えるための一連の技法をいうのだが、たしかに世界のリーダーはユーモア溢れる多彩な表現で人々を導いている。

詩からレトリックを学び、それをリーダーシップに繋げることができれば素晴らしい。


2.実際にやってみたこと

2-1.陶芸をする

アートといえば、作品で表現することが真っ先に思い浮かぶ。
先日は感性の豊かなある社長にお誘いいただき、2人で初めての陶芸体験をした。
どんな作品を作りたいかを考える時間も楽しい。

2-2.絵画を買う

株式会社スタートトゥデイの前澤友作社長に影響されたわけではないが、バスキアのポスターアートを2つ購入した。
ちゃんと額縁も買って、その中に絵を入れて飾っている。

今まで同じ絵を時間をかけて何度も見ることはなかったので、飾ってみて画家の気持ちも少しはわかったような気がするし、画家の背景を調べてみようという気にもなって愛着が湧いていた。(今ココ)

2-3.生の音楽を聞


以上、
直感と感性を磨くためのヒントになればと思い様々な方法を紹介したが、私も日々模索中である。

サイエンス(論理)とアート(直感)を個人の中に共存させることで最強になることをこれからも目指します!

想像力を膨らませよう。

ご覧いただきありがとうございました! KOIBUCHI

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